ltled4’s diary

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白熱電球を電球型蛍光灯に変えた場合のメリットって、省エネ以外に何がありますか?

・長寿命です。普通の電球なら1,000時間ですが、電球形蛍光灯なら6000~12000時間です。
・色の種類が選べます。ほとんどは3波長形昼光色と3波長形昼白色と3波長形電球色の中から選べます。
・紫外線が少ないのでモノが焼けにくい。
・赤外線が少ないので、モノが熱くなりにくい。
しかし,デメリットもあります。
・点滅に弱いため,トイレなど頻繁に点灯させる部屋には不向きです。
・寿命が近づくにつれ暗くなってしまいます。
・電球に比べ大きいタイプが多く,グローブがついた器具には取り付けられないことがあります。

蛍光灯からLEDに交換する方法

従来の蛍光灯からLED蛍光灯に交換するには電気工事士による工事が必要となります。LED蛍光灯のバイパス工事とは既存の安定器の線を切断しLEDランプと直結する配線工事のことです。LEDは直流のため100Vまたは200Vで送られてきた交流をLED側の電源で直流に変換しLEDを点灯させます。
 このバイパス工事の配線方法はLEDの構造によって異なりますが給電方法が片側であれば片側配線を行ないます。両側給電であれば両端配線を行ないます。メーカーやランプの種類などによって配線方式は変わるため事前に配線方法の確認を行うようにしましょう。
 片側給電方式のLED蛍光灯:1灯式、2灯式の配線方法になります。片側給電になっているので片側のピンは+-向きはどちらでも問題ありません。配線は100Vまたは200Vの電源から直結します。直結をした側が給電されるのでランプの装着向きと器具の方向を一致させます。
 万が一ランプの方向を逆にして装着した場合は点灯しません。誤って装着してしまっても逆のピンはダミーになっているので点灯しないだけで安全性は保たれています。
 工事の際に照明器具の給電側にシールを貼ってランプの装着方向を間違えないように対処をすると良いかと思います。また片側配線方式のメリットとしては工事が簡単なため作業時間の短縮にもなります。
 両側給電方式のLED蛍光灯:両側給電の場合は蛍光ランプの両方に配線を行うのでランプの装着方向はどちらでも大丈夫です。
 両側ともピンの片方を100Vまたは200Vの電源と配線を直結します。点灯方法は片側給電と同じで交流をでLEDの電源で直流に変換しLEDが点灯します。片側配線と違い多少工事の手間はありますがご挿入による不点灯はありません。

LED電球と白熱電球の違い

ポイント1:消費電力が少ない、電気代が激減
 LED電球は、同じ明るさの白熱電球と比較して消費電力が約5分の1です。消費電力が少ないということは、電気代も約5分の1で済みます。
 ポイント2:長寿命、取り替え回数が激減
 LED電球の寿命は約4万時間、白熱電球の寿命は約1000時間と言われていますので、白熱電球の約40倍の長寿命です。寿命が長いということは、取り替える回数が40分の1に激減するということです。1日5時間半使うとすると約20年間、1日11時間使っても約10年間は取り替えが不要ということになります。
 ポイント3:光り方?光の角度が違う
 白熱電球は電球の周囲が全体的に明るく光りますが、LED電球は前方(天井取り付けで下方向)だけが光るので、光の照射角度が狭いです。そのため、選択を誤ると「天井が暗い」「部屋の隅が暗い」「肝心な場所を照らさない」など明るさが足りないという事も起こりえます。(ただし、照射角度については新型のLED電球で白熱電球と同じように全体的に光るように改良されたものも出てきています。)
 ポイント4:LED電球の明るさの単位はlm(ルーメン)
 明るさに関しても、W(ワット)ではなく、電球が発する総光量を表す全光束?lm(ルーメン)の数字で選びます。
 

直管LEDランプ使用上のご注意

現在、従来の蛍光ランプと口金形状、長さなど構造的に互換性をもたせたさまざまな種類の「直管LEDランプ」が国内外の多くの事業者より販売されています。これらの直管LED ランプと既設の蛍光灯照明器具との組合せで、安全面、寿命面、光学面等の問題が発生しており、さまざまな懸念事項を抱えています。
 まず、電気部品が長期間使用により劣化してきて寿命末期をむかえていますから、長期間使用した蛍光灯照明器具にそのまま長寿命の直管LEDランプを装着し、さらに長期間使用するのは危険です!器具反射板等の変色により反射率がダウンしていますが、長寿命のLEDランプへの交換で、劣化した電気部品を更に長期間使用するのは危険です。そして、照明器具製造事業者は、安定器及び関連電気部品を含む器具全体でその性能、品質を確認し、製品について製造者としての責任を負っていますが、既設の蛍光灯照明器具への直管LEDランプの装着に伴って改造された製品については、製造者としての責任は負うことはできません。また、間違った組合せの使用により、市場でも不具合が発生しています。照明器具の焦げや焼損などの事故は、火災を招く恐れがあります。
 照明器具には、寿命がある事を、以前より情報発信しておりましたが直管LEDランプの普及に際して、改めて注意喚起をさせて頂きます。

LEDライトの発光色と寿命

当社ではLEDの光色を蛍光ランプと同様に、昼光色、昼白色、電球色があります。照明用のLEDは、半導体の製造工程、蛍光体の塗付工程、照明器具(ランプ)の組立工程など多くの工程を経て製造されます。このため、各工程における製造条件の微妙な差異が累積して、光色や明るさにばらつきが生じることがあります。用途に応じて管理範囲を定めて、ばらつきを管理していますが、個々のLED素子、LEDランプ、LED照明器具ごとに、製造時期などにより明るさ、光色が異なる場合があります。
 LEDは固体発光方式のため、従来の光源のようにフィラメントの断線により不点灯になることはほとんど起こりませんが、使用材料の劣化などにより、点灯時間の経過に沿って徐々に光量が減少していきます。LEDの寿命につきましては、原則初期全光束の70%に達した時を寿命として表記しています。この数値につきましてはあくまでもLEDの設計寿命であり、その寿命を保証するものではありません。照明器具の寿命につきましては、従来光源を使った商品と同じです。なお、初期照度補正機能付器具などの一部機種については、LED温度特性などを考慮し、寿命を設定しています。使用状況、使用環境によって明るさや寿命は異なります。

LEDの基礎知識

LEDとは「発光ダイオード」と呼ばれる半導体のことで、"Light Emitting Diode"の頭文字をとったものです。
 LEDはこれまでの白熱ランプや蛍光ランプ、HIDランプと異なり、半導体結晶のなかで電気エネルギーが直接光に変化するしくみを応用した光源です。すでに1907年にはこうした現象は発見されていましたが、白色光を得るために必要だった明るい青色LEDが1993年に開発されてから、新しい照明用光源として注目されるようになりました。近年はその改良もめざましく、蛍光ランプ並の発光効率をもつ白色LEDが登場してきました。
 LEDは様々な特長があります。LEDは長寿命が大きな特長です。また、LED素子は小さく光の制御が容易で、器具も小形化でき、従来にないデザインの器具設計ができます。LEDの光には可視光以外の放射がほとんどありませんので、熱に弱い被照射物などへの照明に適しています。※既存光源はガラス管を用いているため振動や衝撃に弱いですが、LEDはガラス管を使用していないためガラスのように割れる心配がありません。LEDは器具の小形化、長寿命など廃棄物の削減が可能で環境に有害な物質を含まないなど、環境保全に貢献するあかりです。

魅力あるLED照明の開発?提案による市場活性化がポイント

LED 照明は①発光効率の改善による節電効果アップ、②チップ増産による価格ダウン、により今後一層魅力ある製品となると予想される。企業サイドにとっても、4~5 年スパンでみると LED 照明市場の急拡大からビジネスチャンスといえよう。しかしながら、LED照明の寿命は蛍光管の約 6~7 倍であり、一旦普及すると照明の買換サイクルは長くなることになる。長期的にみると従来の照明ビジネスと同様な開発?販売戦略を続けると照明市場が縮小してしまう可能性は高い。
 こうした中で、魅力のある LED 照明の開発?提案により照明市場を活性化させることは、十分可能と考えられる。LED 光源は長寿命による省エネ効果以外にも小型化、調光?点滅が自在、衝撃?振動に強い、防水構造が容易などの優位な特性がある。こうした特性を活かした製品開発により、従来の照明ではできなかった様々なタイプの照明を実現することができる。また、現状の照明は蛍光灯の寿命がくると照明器具はそのままで、蛍光管を取り替えるのが一般的であるが、魅力的な照明を開発することにより、LED 光源の寿命毎に照明器具の買換えを促進することなども考えられる。
 「第 4 世代のあかり」である LED 照明は、様々な照明方法の開発により、単に従来型照明の置き換えでなく、新たなニーズを取り込むかたちで市場の活性化を図ることが期待される。